「食」と「エネルギー」の循環社会モデルの形成を目指します。

研究開発課題01 海洋生物と養殖システム
研究開発課題Research Object
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海洋生物と養殖システム

食用魚が短期間で成長する手法開発や、動物性・植物性残渣の高度利用を研究しています。

研究開発課題02 農水一体型システム
研究開発課題Research Object
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農水一体型システム

海水魚の排出物を農産物へと変換することを目指したアクアポニックス技術を研究しています。

研究開発課題03 再生可能エネルギー
研究開発課題Research Object
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再生可能エネルギー

陸上養殖施設からのCO2排出量の100%削減のための再生可能エネルギーの研究を行っています。

研究開発課題04 スマート陸上養殖
研究開発課題Research Object
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スマート陸上養殖

情報通信ネットワーク技術を生かしたスマート水産業の構築を目指した研究を行っています。

研究開発課題05 陸上養殖システム開発
研究開発課題Research Object
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陸上養殖システム開発

要素技術の全体最適化によるシステム設計を進めていきます。

研究開発課題06 ビジネスモデル開発
研究開発課題Research Object
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ビジネスモデル開発

民間資金による拠点の自立化を目標にスタートアップ創出を推進します。

農水コンソーシアム 農水コンソーシアム

農水コンソーシアム

コンソーシアムは産官学の連携による活動と異分野融合を通じ、研究開発・市場開発を推進することを目的として活動しています。

研究開発課題01 海洋生物と養殖システム
研究開発課題02 農水一体型システム
研究開発課題03 再生可能エネルギー
研究開発課題04 スマート陸上養殖
研究開発課題05 陸上養殖システム開発
研究開発課題06 ビジネスモデル開発
農水コンソーシアム 農水コンソーシアム

ニュースNEWS

EVENTSイベント

わたしたちのビジョンVISION

私たちは農業と水産業の垣根をとりさり、世界の若者が主役として食を育て提供する循環社会を実現する。

今こそ、社会モデルの転換を

持続可能社会が世界的課題となっています。
しかし、資源・環境制約と経済を両立することは容易ではなく、社会モデルの転換が必要です。

循環図

琉球大学はその解決策として、沖縄をベースに「食」と「エネルギー」の循環社会モデルの形成を目指します。その基本的な考え方は、個別問題の最適化ではなく、複数の問題を相互に連携し、包括的に解決する全体最適化である必要があります。

東南アジアの循環社会モデルを目指して

私たちが目指している未来のありたい社会像は『世代を超えて、すべての人が、環境負荷ゼロで、食資源の確保と、経済的な自立ができる社会』です。

20年後には「水産業」や「農業」の垣根がなくなり、一次産業が融合した新産業が創出され、若者がそこで活躍している。そんな社会をつくります。
そして、沖縄だけでなく、東南アジアの循環社会モデルとなることを目指しています。
SDGs

プロジェクト概要OVERVIEW

本プロジェクトでは、3つのターゲット「食」「エネルギー」「情報」のもとで、閉鎖循環式陸上養殖、電力の効率運用、アクアポニックスを含む農業生産の技術開発を行い、それらをデジタル技術で連携し、最適な循環社会の実現を目標としています。

プロジェクトの3つのターゲット

「食」の効率的な循環をうみだす基盤の確立

「エネルギー」の循環をつくる基盤技術開発

「情報」の高度利用を可能とする技術開発

私たちについてABOUT US

サステイナブル陸上養殖拠点とは

琉球大学COI-NEXTによる、資源循環型共生社会に向けた農水一体型サステイナブル陸上養殖のグローバル拠点形成事業です。

本拠点は2022年度より、JST共創の場形成支援プログラム(本格型)に採択されました。今後の取り組みとしては、拠点ビジョンとターゲットから導き出された新たな研究開発課題を進め、社会動向や情報革新に併せた研究機能を付加しつつ高度化することを目指します。

また、将来を担う若者に主体的に関わってもらった未来デザインワークショップも定期的に開催し、拠点ビジョンとターゲットの作り込みを続けつつその共有を図っていきます。

サステイナブル陸上養殖拠点とは

わたしたちは、こんな課題の解決に取り組んでいます。

人口増に伴う
食料調達困難

人口増に伴う食料調達困難

2040年にはタンパク質需要が1.5倍になり「プロテイン危機」になる可能性があります。

エネルギー
持続可能性不十分

エネルギー持続可能性不十分

日本の再生可能エネルギーは6.9%「温室効果ガスの排出を全体としてゼロ」とのギャップが大きくなります。

食料廃棄の
弊害が深刻化

食料廃棄の弊害が深刻化

世界で食糧生産の1/3にあたる約13億トン分の食品が捨てられています。

担い手不足で
漁業経営が困難

担い手不足で漁業経営が困難

平均年齢は56.9歳で、漁業就業人工が今後10年間で33%減少の予測されています。

FACILITIES活動拠点

中城村養殖技術研究センター(NAICe)

中城村養殖技術研究センター(NAICe)

再生可能エネルギーを活用した陸上養殖施設の研究開発、および、魚や海洋生物の成長、成熟を促進する養殖技術の研究開発を目的とした施設です。現在はヤイトハタを養殖しながら、技術開発と研究を行っています。
https://naice-okinawa.com/

再生可能エネルギー研究エリア

再生可能エネルギー研究エリア

NAICeに併設された太陽光発電に関する研究を行っているエリアです。再生可能エネルギーを活用した陸上養殖施設の実現するための重要な施設です。

アクアポニックス施設

アクアポニックス施設

アクアポニックスとは水耕栽培と陸上養殖を組み合わせた手法であり、2023年にコンテナ型アクアポニックス施設が琉球大学北口に設置されました。ここを拠点として、海水を用いたアクアポニックスの研究を実施していきます。

小型陸上養殖施設(ARK v1)

小型陸上養殖施設(ARK v1)

ARKは小型の陸上養殖施設であり、飼育水を排出せずに養殖魚を飼育することができる閉鎖循環型システムを備えています。沖縄モデルの完成に先立って、ARKを用いた閉鎖循環型システムの実証試験を行います。